調達物流改革の必要性
調達企業は、サプライチェーンを強靭化するため、今までのようなサプライヤー任せの調達物流を脱却して、サプライヤーと共創し、調達物流におけるムダ・ムリ・ムラを整流化することが必要です。これにより調達企業とサプライヤー双方の競争力向上が期待できます。
グローバルに目を向けると、国境を超えた生産・調達が拡大していることから、海外からの調達における在庫・輸送の可視性や効率性を高めるグローバルSCMの最適化が求められています。
調達物流の改革アプローチ
調達物流の改革は3つの領域(➀在庫、②コスト、③環境)があります。
➀在庫
門前倉庫を活用し調達物流を整流化、リードタイムの短縮を図って在庫を最適化する
自社サプライチェーン上の在庫をオフバランス化し、ROAを向上する
②コスト
調達する原料・包材の輸送コスト、製造原価に含まれる物流コストをSCの可視性・連携性を高めることにより適正化する
③環境貢献
Scope3排出量の可視化・開示対応でESG評価を高める
調達物流全体をセイノーグループでマネジメント
調達物流サービスは下図3つのサービスで構成され、段階的なサービス展開を推奨します。
①製造前物流サービス
セイノーグループのアセット(門前倉庫機能)を利用し、製造前作業を集約し効率を高め、シェアリングによる波動吸収・変動費化を実現します。
門前倉庫から各工場へのJIT納品により、生産工程の整流化を実現します。
②調達輸送サービス
国内サプライヤーと協業により仕入原価から輸送費と製品原価を分離し、複数仕入先における効率的な輸送により、コスト削減を期待できます。
世界市場の約96%をカバーする約2,500拠点の国際輸送ネットワークと国内の路線便ネットワークを活用し、ワンストップの調達輸送サービスをご提供します。
マネジメントセンターが、海外での輸送から通関、国内での保管や倉庫内での作業から輸送まで調整や手配し、グローバル調達物流を一元管理することでお客様の手配や問い合わせの工数を削減できます。
③在庫買取サービス
まとまった量の資材(原材料、部品等)を調達する際に、その商品保有(在庫)、保管、管理を西濃運輸がお引受けすることで、お客様の資材調達を円滑化致します。