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SMART LOGISTICS

未来の物流への取り組み

(1)日本の労働人口の推移と課題

 総務省が2022年に発表した情報通信白書によると、我が国の生産年齢人口(国内の生産活動を中心となって支える15~64歳)は1995年をピークに減少しており、2050年には5,275万人(2021年から29.2%減)に減少すると見込まれています。生産年齢人口の減少は、将来の労働者不足に直結し、経済活動の縮小など社会的・経済的な課題が懸念されています。近年は、テレワークなどの多様な勤務形態の普及による人材確保んお動きが見られ、社会全体の労働力人口は微増傾向にあります。一方では、医療・福祉や保育、運輸・物流、小売業、公共機関などに従事する「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる人たちは、職種柄、勤務体系において柔軟に対応することができず、依然として人材の確保が難しい状況が続いています。

Data

【2】物流現場で迫られている業務の改革

 生産年齢人口の減少により、労働現場では人手不足や労働者の高齢化が進んでいます。特に物流の仕事では、肉体的労働が伴う作業もあるので、高齢者の人材起用が難しくなっています。
 人手不足の深刻化は、作業員の業務負担増にもつながります。商品出荷の現場では発送に係る作業量が増加する事で、今までの発送料に対応できなくなってしまうことが考えられます。2024年には働き方改革関連法の改正が控えており、それに伴う残業規制によってトラックドライバーが勤務できる時間枠が短くなります。物流現場では商品の集荷時間の前倒しを迫られることがあるかもしれません。出荷事業者には効率的な物流システムの構築が迫られています。

その解決策の一つとして「自動化設備の導入」があります。

【3】業務自動化へのシフトチェンジ

 またモノを生産や売買の流れである「物流」の過程には、様々な作業があります。

・商品の仕入れ、仕分け、発送の手配
・倉庫から発送する商品を集める業務
・商品の梱包業務
・在庫の棚卸管理 etc...

 単純作業でも、広い倉庫内や工場内などを歩いて作業をするのは時間がかかる以上、作業者の体への負担もかかるため、業務効率の低下の要因でもあります。
 作業を自動化機械に置き換える事で、人手不足問題を解消させるだけでなく、人の手に頼らず正確に素早い作業ができるようになり、業務効率を大幅に向上させることができます。

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【4】物流西濃運輸の物流自動化とは?

 物流業務の自動化は多額の設備投資が伴うため、簡単に導入できるものではありません。業務の工程や課題を伸長にも直し、その課題を解決できる最適な自動化技術を導入する業務計画を立てる必要があります。

 私たち西濃運輸では、労働力不足の解消、業務の効率化を推進すべく、物流拠点へ最新の自動化技術の導入を進めております。将来における持続可能な物流の実現への取り組みをご紹介いたします。

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■ 物流自動化の事例紹介1【西濃運輸】T-Sort(仕分けロボット)

「指定された商品をピックアップして集めていく業務」を複数のオーダー商品を全部まとめて集めて、ロボットによる自動仕分けによって出荷作業を効率化させたい

t-Sortとは人手のかかる商品の仕分け作業を自動で行う”仕分けロボット”です。

作業内容

➀倉庫の中から出荷に必要な総数の商品を集める作業(トータルピッキング)を行う。
②商品に印字されているJANコードをt-sortに取りつけられている読み取り機でスキャンして、1個単位でt-Sortへ投入していく。
③商品を投入すると、t-Sortがお届け先別に割り当てられたケース(コンテナ)の仕分けラインまで商品を搬送する。
④仕分けラインまで到達したt-Sortは、仕分けラインへ自動で商品を投入する。

作業効果

・1時間当たり約5,000個もの商品を自動で仕分け

・短納期での導入が可能(最短1日で導入可能)

・t-Sortによる仕分け自動化後の誤仕分けが0件

 t-Sortの詳細動画公開!


■ 物流自動化の事例紹介2【西濃運輸】

 自動仕分け機による商品の仕分け作業

仕分け作業員の属人化防止、および手動仕分けによる誤仕分けの防止。
伝票の行先等を見て仕分けをする必要を無くし、だれでもできる作業にしたい

集荷した商品を各方面への路線トラックに自動で仕分けを行う機械です。

作業内容
➀ドライバーが集荷した商品を仕分け用のベルトコンベヤーに載せる。
②ベルトコンベヤーを通して、商品の届け先識別できるカメラ式スキャンナーへ運ばれる。
③スキャンナ-に取り付けられた左右上部のカメラで商品を撮影して伝票のバーコード情報を取得する。複数の位置にカメラがついているので、最初に人が商品をベルトコンベヤーに載せる際に商品の向きをそろえる必要がない。
④スキャンナ-で取得したバーコード情報から商品の行き先を認識し、ターンローラー(分岐器)で積載するトラックへ通じるベルトコンベヤーへ仕分けを行う。

作業効果

・1時間当たり約6,000個の商品を自動仕分け

・手動による仕分けが不要になり人件費を削除
※仕分け時間帯2時間に常時2名現場配置
→約6千円/1日 2時間→約12万円/月
→(約140万円/年)削除

・カメラ式スキャンナ-が商品の撮影時に長さ・幅・高さも測定
荷主ごとに商品の出荷傾向の計測にも貢献

 自動仕分け機の詳細動画公開!


■ 物流自動化の事例紹介3【西濃運輸】AGV(自動搬送機)

人が商品を搬送する手間や肉体労働をAGVによる自動搬送に置き換え、作業工程の自動化・省人化を図る。単純化を図る。単純作業の自動化で人員配置を最適化させたい

商品が積載された台車をAGV(自動搬送車)で倉庫内(1F⇄2F)を自動搬送します。

作業内容

➀2階の倉庫出荷場にある商品を積載した台車とAGVを自動で連結。
②AGVが台車を牽引し搬送用エレベーターまで搬送。
③エレベーターとAGVが自動で通信し、エレベーターを呼び出す。
④AGV自らエレベーターに乗り、1階トラックターミナル所定の場所まで台車を搬送。
⑤搬送終了後、空き台車を自動連携し、2階倉庫出荷場所へ再び搬送。

作業効果

・歩行の削減
(1日約12km、3時間分の歩行を削減)

・物流ロボット導入ノウハウの習得
(今後の展開に活かせるために)

自動仕分け機の詳細動画公開!


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